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ハイドア

家づくり全般
2024.09.03(Tue)

空間を良く魅せる方法として“ハイドア”があります。

皆さんはハイドアをご存じでしょうか?ハイドアとは、文字通り一般的なドアよりも高さのあるドアのことで、主に2m以上のあるドアのことをいいます。

特にドアと天井の間の壁(垂れ壁)を無くし、床から天井まで届くドアをハイドアと呼ぶケースが多いです。

 ハイドアにすることで空間が良く見えるのは、通常ドアの場合の仕上げとなる垂れ壁が無くなることで天井とドアの上のラインが重なり、空間がスッキリとスタイリッシュに見えるからです。空間をスッキリ見せるには、いかにこのラインを減らすかということが重要になってきます。

また、引き戸のハイドアの場合は、ドアを開けっぱなしにすると床・壁・天井が隣の部屋と繋がって見えて、空間に広がりを感じられますし、開口部が広い分、室内に取り込める光の量が多くなり明るい空間になります。

このようにハイドアは空間をスッキリ見せること、空間に広がりを与えることができますが、通常のドアよりもコストが掛かってしまいます。ですが、ドア自体の高さを変えるだけで空間が良く見えるのであれば、ぜひとも採用したいですよね。

当社でもハイドアを採用される方はたくさんいらっしゃいますが、そのほとんどの方が全ての部屋をハイドアにするのではなく、メイン所となるリビングや玄関だけに使われます。リビングはお家のなかで一番過ごす時間が長い空間ですし、玄関はお客さんに見えるところでありますので、この2つの空間だけであればコストを抑えることができます。

ハイドアの特徴について、少しは理解できたでしょうか?ドアは意外と意識をしていなければ見落としてしまうところだと思います。皆さんがこれまでご覧になった住宅で「素敵だな」と感じた空間はもしかするとハイドアになっていたかもしれません。次に住宅を見る機会があればぜひドアにも注目してみてください。

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