キッチンやランドリーなどの近くに設置されることが多い勝手口。最近は勝手口のない建物が多くなっていますが、ライフスタイルによってはとても便利なものです。今回は勝手口についてお話します。

勝手口とは家の玄関とは別に、キッチン付近からの出入り口のことです。

キッチンから近いことで、ゴミをすぐに外に出すことができます。においの拡散やお部屋を汚してしまうリスクを減らすことができます。

ドアの種類にもよりますが、自然光を取り込むことができるのでキッチンまわりが明るくなります。また、ドアを閉めたまま換気ができる物もありますので調理中のにおいも気になりにくくなります。

もしもの災害時に玄関が塞がれていても、非常口としても利用できます。

注意点としては、換気中に調理をしている場合、食べ物のにおいで虫が寄り付きやすくなります。壁よりも断熱性、気密性が悪くなるので冬は特に寒く感じてしまう場合があります。玄関に比べてセキュリティー面がおろそかになりやすい場所ですので、防犯対策をする必要が出てきます。勝手口だけではなく、履き物の脱ぎ履きするスペースが必要になりますので、外構や建物の面積が大きくなる場合があります。

勝手口が必要かどうか、自分たちの生活スタイルと照らし合わせながら一度検討してみてはいかがでしょうか。