TOP

MENU

COLUMN

地震に備える

家づくり全般
2024.04.23(Tue)

1月1日に能登半島で地震がおき、先日愛媛県では震度6弱の地震がありました。

最近は地震がよくおきていますので地震対策についてお考えの方が多いのではないでしょうか。建物の地震対策には耐震、制震、免震の3つの方法があります。

今回は耐震と制震についてお話します。

耐震とは、建物自体を強くすることで地震の揺れに耐える構造のことです。

耐震構造にするためには、壁に筋交いを入れたり部材同士の接合部を金属金物などで補強したり、耐震ボードを使用したりすることで建物自体が揺れに耐えられるようにします。

地震の揺れの力を受けやすいのが床や屋根なので床や屋根を支える壁や柱、梁を適切に配置する必要があります。

制震とは地震の揺れを建物内で吸収する構造です。

建物の内部に取り付けた制震ダンパーによって地震エネルギーを吸収し建物の損傷を防ぎます。

当社ではゴムダンパーのTRCダンパーを採用しておりますが、制震ダンパーにはゴムダンパーの他に、オイルダンパー、金属ダンパーなどがあります。

ダンパー取り付け位置は一般的には内壁と外壁の間に制震ダンパーを設置して揺れを吸収します。

建物の地震対策には耐震、制震、免震の3種類ありますが今回は耐震と制震についてお話しました。
耐震は建物の強さを向上させ、制震は揺れを吸収する方法なので造り方は全くの別物になります。
どちらの造り方で地震に備えるか検討してみてはどうでしょうか。

MONTHLY ARCHIVE