流行りの間取り

現在家づくりをされている方、モデルハウスやSNSなどで“ヌック”という言葉をよく見たり聞いたりしませんか?

ヌックは最近の家づくりで流行っている間取りの一つで、「ちょっとこもれる空間」や「こぢんまりした過ごしやすい空間」を指します。ヌックの由来はスコットランドの建築様式であるneuk(ヌーク)にあるとされ、中世石造住宅の暖炉の側方に設けられた腰かけのことを言います。

一般的に2~3帖ほどの小さなスペースで、ドアなどの仕切りはなくオープンに作られています。ヌックは近年のコロナ流行によっておうち時間が増えたことで注目されるようになりました

 

 

ヌックは廊下やホール、階段下などの共有スペースに設けることが多く、本を読んだり、ゲームやスマホ・タブレットに没頭したり、テレワークをしたりと多目的に使うことができます。そして共有スペースにあることで誰かの専用のスペースとはなりにくく、誰もが気軽に使うことができます。

家族との繋がりが欲しいという方には、リビングの一角に設けるとほどよい距離を保ちながら自分の好きなことに集中することできますし、家族との会話を楽しみながら過ごすことができます。

このようにヌックは多目的に使うことはできますが、より使いやすい配置というのがありますので、間取りを考える際に自分に合った使い方を考える必要があります。

ヌックとはどのような間取りか、何となく理解することができたでしょうか?当社でもお客様から「ヌックを設けたい」という要望は多く、全国的に流行っているという実感があります。流行りにのって設けたとしても、とにかく多目的に使えますので、あって困ることはないくらい便利な空間です。興味のある方はぜひご検討ください。