花粉症対策

寒さも和らぎだんだんと暖かくなってきました。長かった冬も終わりもうすぐ春が訪れる頃ですが、私は毎年この時期になると花粉症に悩まされるせいか、素直に喜ぶことができません。花粉症を患っている方なら誰もが共感できると思いますが、春はくしゃみ・鼻水・目のかゆみといった症状が1年の中で最も大きく表れる季節です。私は特に鼻水に悩まされますが、幸いコロナ生活によるマスク着用によって人目を気にせず過ごせています。とは言っても症状がなくなったわけではありませんし、やはり生涯解決することはできないのだと思っています。

そう諦めながらもせめて家の中だけでも症状を和らげる方法はないかと調べていると、症状を軽減する方法やアイテムがいくつかありましたので、今回はそれをご紹介していきます。

まず花粉症の症状を和らげるためには、とにかく“花粉を家の中に入れない”ということが最も重要なことになります。その為には換気の際や、外から家に帰ってきた時にしっかりと対策をすることが必要です。

換気に関しては、花粉の粒子をキャッチするフィルターを取り付けること、こまめにフィルターの掃除を行うことで花粉を家の中に入れないようにすることができます。このどちらかだと高性能なフィルターを取り付ける方が簡単ではありますが、その換気扇に対応してないものを取り付けると破損の原因となりますので、その点は注意が必要です。

外から家に帰ってきた時は、衣服に付着した花粉をなるべく払ってから入ることで花粉を家の中に入れないようにすることができます。もちろんこれだけでは効果は薄いと思いますし、徹底的に花粉対策をしたいという方は“アレルバスター”効果のある建材や商品を購入することがおすすめです。アレルバスターとは花粉やダニのフン、死骸などのアレルゲン物質の働きを抑制する効果のある加工剤になります。当社でもモデルハウスの床材に使用しておりましたが、コロナということも含めとても好評でした。

また洗濯物を外で干している方は、室内で干すようにすると衣類に花粉が付着しませんので是非実行してみてください。

今回は花粉症対策についてお話させて頂きました。花粉症は日本人の国民病とも言われており、年々花粉量も増加してきているということで現在花粉症でない方も今後花粉症になり得る可能性が十分にあります。家づくりにおいて災害や防犯に備えるということは当たり前な時代になってきましたが、“花粉症に備える”ということはまだまだ進められておりません。ただ、1日のなかで最も多くの時間を過ごす場所は家ですから、これから家づくりをされる方は長い目で見て花粉症に備えた住まいを考えてみるのも良いのではないでしょうか。