特別な夏

猛暑日が続き、熱中症や水の事故に注意しましょうといったニュースを連日目にします。朝のニュース番組でこのような特集を見ていると今年も夏が本格化してきたなと思います。

ただ今年の夏はほとんどの人にとって色々な意味で「特別な夏」になるのではないでしょうか?本来であれば東京オリンピックの余韻に浸り、甲子園をテレビ観戦して、お盆は家族が実家に集まりお墓参りをする、そんな2020年の夏を私自身は去年の今頃想像していました。

しかし現実は帰省しない、旅行に行かない、子供たちの短い夏休み等、今までとは全く違う夏を過ごしている方が多いのではないでしょうか。コロナ禍始まってから半年以上経過し、この非日常な状況が仕方の無い事でありながらもどこか当たり前になってきている様な気さえします。

それでも悪い事だけでは無く、家族で一緒にいる時間が増えて絆が強まったという話や、今まで出来なかった勉強や新しい趣味に時間を使えるようになった等、前向きな良い話を聞く事もあります。

先行きを悲観するだけでは無く、現状を受け入れ、その中で何が出来るかを考え、新しく一歩を踏み出す行動が大切な事なのかもしれません。

テレワークの普及や生活様式の変化で、アパートやマンションから戸建住宅を意識する人が増えているというニュースも耳にしました。主な理由として、子供の声や生活音、自宅内の仕事部屋の必要性、通勤が不必要になった為の都市部から転居願望があるそうです。この流れも変化に適応しようとする一つの前向きな一歩であると考えることが出来るのではないでしょうか?

住宅建築会社として、そういった前向きな変化の一歩のお手伝いが出来れば幸いです。